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ソウル&ファンク大辞典

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David Ruffin / MY WHOLE WORLD ENDED

溢れる才能を持て余したスターシンガー

デヴィッド・ラフィン My Whole World Ended,
David Ruffin, 1969
Temptations(テンプテーションズ)のリードヴォーカルとして活躍し、“My Girl”、“Ain’t Too Pround to Beg”等、数多くのヒット作を放ってきたDavid Ruffin(デヴィッド・ラフィン)。しかし、わがままな素行やドラッグの使用などにより、メンバーとの間に溝が生まれ、1968年にグループを離れることになる。

テンプテーションズは脱退したものの、レーベルを代表するスターであったためMotown Records(モータウン)にはそのまま残り、すぐにリリースされたのがこの“My Whole World Ended”。先行してリリースされたシングル曲“My Whole World Ended (The Moment You Left Me)”は、デヴィッド・ラフィン在籍時のテンプテーションズのために用意されたものだったが、脱退とともに、彼のソロデビューのために使われた。プロデュースはHarvey Fuqua(ハーヴェイ・フークワ)とJohnny Bristol(ジョニー・ブリストル)の黄金コンビ、バックコーラスはOriginals(オリジナルズ)、演奏はFunk Brothers(ファンク・ブラザーズ)と、デヴィッド・ラフィンの才能を無駄にさせないために、この時期のモータウンの最高の人材が起用されている。

アルバムのサウンドは「サイケデリック・ソウル」時代のテンプテーションズとは違い、正統派モータウンサウンドを70年代に向けてさらに突き詰めている。シンガーとしてのデヴィッド・ラフィンを生かすことに力を注いでおり、デトロイトらしさを残した進化形のノーザンソウルだ。

この作品の後は、ディスコへの転身等、適度な成功は収めるものの、明らかにスターとしての輝きは薄れている。“My Whole World Ended”の路線をさらに突き詰め、例えばモータウンから独立したHolland-Dozier-HollandのInvictus(インヴィクタス)のようなサウンドを追求していれば、新たな境地を切り開けたような気がするが…。

兄は、モータウンに名曲を残したシンガーJimmy Ruffin(ジミー・ラフィン)

Producer: Harvey Fuqua, Johnny Bristol, Paul Riser, Ivy Jo Hunter
1969年






My Whole World Ended (The Moment You Left Me) - David Ruffin
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