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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Flying Lizards / TOP TEN

ありそうでなかった無表情ファンク

フライングリザーズ Top Ten,
Flying Lizards, 1984
ビートルズのカバーでも有名な初期モータウンの名曲“Money (That’s What I Want)”を大胆なアレンジにより、(周囲の予想を大きく裏切り)大ヒットさせたフライング・リザーズ。このアルバムは彼らにとって3作目で、『マネー』のようなブラックミュージックの名曲を中心に全曲カバーで構成されている。アヴァンギャルドな作風で知られる彼らだが、聞き慣れたカバー曲だけにポップさも感じる。フライング・リザーズの作品の中では最もファンクに接近した作品でもある。

オススメは最初の4曲。リズムを全くためないA1“Tutti Frutti”はリトル・リチャードの代表曲、A2“Dizzy Miss Lizzie”はLarry Williams(ラリー・ウィリアムス)が原曲でビートルズのヴァージョンが有名。この曲のアレンジは“Money”にも似ている。A3“Sex Machine”はもちろんジェームス・ブラウンのカバーで、何となくJB本人が参加した細野晴臣のプロジェクトFriends of Earth (F.O.E.)の「セックス・マシーン」にもコンセプトが似ている気がする。リリースはフライング・リザーズの方が先なので、パクったとしたら細野晴臣の方だが…。圧巻なのは1965年のコメディ映画「何かいいことないか子猫チャン(恐ろしいほどの直訳ですごい邦題!)」のテーマ曲“What’s New, Pussycat?”のカバー。愛嬌たっぷりに歌ったトム・ジョーンズのオリジナル版とは対照的な無愛想な仕上がり。

どの曲もファンキーなのに、演奏は笑ってしまうほど無表情。きっとブラックミュージックが大好きなのに、わざと屈折した表現をするのは英国のグループならではで愛おしく感じる。

Producer: David Cunningham
1984年




Sex Machine - Flying Lizards
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