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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Cameo / ALLIGATOR WOMAN

リストラが功を奏した絶妙なペラペラ感

キャメオ Alligator Woman,
Cameo, 1982
元々大人数編成だったCameo(キャメオ)が、名作の評価が高い前作“Knights of the Sound Table”から、さらにメンバーを減らし5人編成となって発表されたこの“Alligator Woman”。サウンド的にはゴージャスな“Knights of…”のファンク・サウンドから、ペラペラ感とムーグ等のシンセ音が強調され、大ヒット作“Words Up!”のデジタル時代へ移行する過渡期の姿を楽しめる。

この時代のキャメオは、生とデジタルのミックス具合が絶妙で妙な気持ち良さがある。金銭的な問題でメンバーをカットしたといわれているが、それがいい方に転んでいる。

本作ではA3の“Flirt”がファンク・クラシックとして知られている。その他にもキャメオらしいベース音が炸裂するA1“Be Yourself”や、プリンスのような香りもするA4“Enjoy Your Life”もいい。ロック色の強いB1“Alligator Woman”も、後のキャメオを予感させるサウンドで興味深い。

キャメオの本質はジャン・ポール・ゴルチエを身にまとっていた80年代中期以降の音にあると思うが、生音の感触を残した『アリゲーター・ウーマン』の寸止め感は、他の作品にない魅力がある。

Producer: Larry Blackmon
1982年



Enjoy Your Life - Cameo
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