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ソウル&ファンク大辞典

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David Axelrod / SONG OF INNOCENCE

唯一無二の荘厳なドープ・ビート

デヴィッドアクセルロッド Song of Innocence,
David Axelrod, 1968
ロサンゼルス・サウスセントラルの黒人居住区で生まれ育ったデヴィッド・アクセルロッド。彼は白人だが、少年時代はブラックミュージックばかりを聴き、けんかも絶えず、ナイフで刺され死にかけたこともあったという。というとジェームス・ブラウン並みの汗臭いファンキーな曲を書きそうだが、彼の場合は全く違う。背筋が凍るほどの知的でクールなビートを残している。

この“Song of Innocence”は、1968年にリリースされた彼にとってのデビュー作である。しかし、デビューといっても、デヴィッド・アクセルロッドは既にLou Rawls(ルー・ロウルズ)やCannonball Adderley(キャノンボール・アダレイ)のプロデュースで高い評価を得ており、単なる新人のデビュー作とは訳が違う。

18世紀の画家で詩人のウィリアム・ブレイクの作品がインスピレーションのベースになっており(どこがどうベースになっているのはまったくわからないが…)、ドープでサイケな世界ながら、全編荘厳なストリングスとクールなドラムのビートでまとめられている。彼はジャズ界で成功したが、このアルバムはロックや映画音楽、宗教音楽、クラッシックの影響の方が強いように感じる。現代のアーティストでいうとCinematic Orchestra(シネマティック・オーケストラ)あたりの世界観に近いのではないか。

全曲オリジナリティー溢れていて凄いのだが、あえて一曲オススメを選ぶなら、A2の“Holy Thursday”。ブレイクビーツの宝庫であるこの曲は、Beatnuts(ビートナッツ)Lil Wayne(リル・ウェイン)等、多くのアーティストにサンプリングされている。

Producer: David Axelrod
1968年





Holy Thursday - David Axelrod
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