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ソウル&ファンク大辞典

ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。

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Dee Dee Warwick / TURNING AROUND

華麗なるソウル・ファミリーの隠し球

ディーディーワーウィック Turning Around,
Dee Dee Warwick,
1970
ファミリーネームから推測できるように、ディー・ディー・ワーウィックの姉はディオンヌ・ワーウィック。ということは、シシー・ヒューストン(このアルバムにもスウィート・インスピレーションズとしてコーラスで参加)の姪であり、ホイットニー・ヒューストンの従姉にあたる。ディー・ディー・ワーウィックは、幼少期の頃から姉や叔母とともに教会のゴスペル隊で歌っていたという。なんとなく間の取り方がホイットニー・ヒューストンと似ている気もする。

本アルバム“Turning Around”は、Jerry Wexler(ジェリー・ウェクスラー)に見込まれ移籍したAtlantic Records(アトランティック)傘下ATOCOでの第1作目。

アルバムの圧巻は、ジミー・ウェッブの曲の素晴らしさとアリフ・マーディンのオーケストラ・アレンジが生きた一曲目の“If This Was the Last Song”。同じジミー・ウェッブ作曲のアリス・クラーク“I Keep It Hid”にも似た、60年代ソウルとは一線を画した、非常に垢抜けた楽曲。オケだけだとソウルとして成立しないくらいの洗練さだが、教会仕込みのディー・ディー・ワーウィックのヴォーカルがうまくバランスを取っている。

姉や従姉妹のようにビッグネームにはなれなかったディー・ディー・ワーウィックだが、最近ではスキャンダルで有名になってしまったが、道徳面はさておいて、シンガーとしての実力を十分に発揮した心に染みるいいアルバムは残してくれた。

Producer: Dave Crawford
1970年



If This Was the Last Song - Dee Dee Warwick
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