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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Four Tops / MEETING OF THE MIND

実力者だからこそ可能な時を越える極上メロウソウル

フォートップス Meeting of the Mind,
Four Tops, 1974
Four Tops(フォー・トップス)といえば、なんと言っても爆発的に人気のあった60年代中期から後期が黄金期であることに異論はないが、Motown Records(モータウン)の中心アーティストとして活躍していた時期以外にも、良い作品はいくつもある。特にABC移籍3作目の74年発表の本作は60年代にはなかった円熟した渋みが溢れ出て、じっくり聞きたくなるような佳曲の多い作品。プロデューサーの影響で採用されたと思われるポップなテイストの曲もそつなくこなし、何といっても歌がうまいので満足できる。特にソウル史に残るシンガーであるリーバイ・スタッブスの熱い声があれば、どんな曲でもソウルとして成立する。本作でもA2 “Midnight Flowers”やB1 “Right On Brothers”は涙腺にくるものがあるし、B2 “Tell Me You Love Me (Love Sounds)”、B3 “All My Love”なんかは今聞いても新しさを感じる。現在につながる要素が凝縮した極上メロウなソウルがこの作品では聞くことができる。ギターにはクルセイダーズ時代のラリー・カールトンが参加。

ブラックミュージックが「ブラック」の枠を越えて、上質さを兼ね備えるようになった時代の先駆的一枚。踊るのに疲れて、一息ついて心地よい時間を過ごしたいときに是非どうぞ。

Producer: Steve Barri, Dennis Lambert, Brian Potter
1974年



Right On Brothers - Four Tops
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