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ソウル&ファンク大辞典

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Gloria Scott / WHAT AM I GONNA DO

メロディーの良さを追求した上質なブラックミュージック

グロリア・スコット What Am I Gonna Do,
Gloria Scott, 1974
Barry White(バリー・ホワイト)独特のロマンチックなストリングスに、しっとりとからむグロリア・スコットの落ち着いた歌声。ソウルフルではないが、メロディーの美しさを追求した意外にないタイプのブラックミュージックがこの“What Am I Gonna Do”。

上品な作風に似合わず、その経歴は意外にファンキー。プロになるきっかけはサンフランシスコでSly Stone(スライ・ストーン)に会ったことだという。スライは彼女のためにGloria Scott & the Tonettes(グロリア・スコット&ザ・トネッツ)というグループを結成し、1964年に“I Taught Him”という曲を残している。その後はIke & Tina Turner(アイク&ティナ・ターナー)のコーラス隊Ikettes(アイケッツ)に加入。超ファンキーなステージを盛り上げた。70年代に入ってからバリー・ホワイトと出会い、このアルバムに至る。

オススメはメロウなミドルのA1 “What Am I Gonna Do”、B2 “That’s What You Say (Everytime Yo’re Near Me)”、B3 “(A Case of) Too Much Lovemakin’”。

非常に上質なアルバムだが、商業的には成功せず、グロリア・スコットはこのアルバムしか残していない。

Producer: Barry White
1974年



What Am I Gonna Do - Gloria Scott
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