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ソウル&ファンク大辞典

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Jack Nitzsche / THE HOT SPOT (O.S.T.)

マイルス・デイビスとジョン・リー・フッカーが夢の共演

ジャック ニッチェ The Hot Spot,
Jack Nitzsche, 1990
ジャズとブルースの神がサウンドトラックで共演した映画“The Hot Spot”。監督はあのデニス・ホッパー。マイルス・デイビスとジョン・リー・フッカーが共演しているだけではない。Taj Mahal(タジ・マハール)や、サム・クックとも共演している伝説のドラマーEarl Palmer(アール・パーマー)まで参加しているのだ。

大ベテランたちが集結して作られたにも関わらず、デニス・ホッパーの映画にふさわしく音楽的エッジ感が凄まじい。音楽監督は映画『スタンド・バイ・ミー』も担当したJack Nitzche(ジャック・ニッチェ)。彼はキーボードで初期ローリングストーンズの録音にも参加している。演奏の主役はギターとヴォーカルのジョン・リー・フッカー。マイルスがトランペット、タジ・マハールがドブロ、Roy Rogers(ロイ・ロジャーズ)がスライドギターを担当しているが、この4人のハマり具合は、とてもサントラで集まっただけのメンバーだとは思えない。特にブルースにおけるマイルスのフィット感は素晴らしく、決してブルースやジャズが過去の音楽ではないことを証明してくれる。

不良ジジイ達が残した単なるサントラを超えた超渋い傑作。

Producer: Jack Nitzsche, Michael Hoenig
1990年



Coming to Town - Jack Nitzsche
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