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ソウル&ファンク大辞典

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Lyman Woodard Organization / SATURDAY NIGHT SPECIAL

いつ暴発するかわからない安物拳銃のようなジャズ

ライマンウッダード Saturday Night Special,
Lyman Woodard
Organization, 1975
デトロイトを拠点に活動したジャズ・オルガン奏者のライマン・ウッダード。地元モータウンのマーサ&ザ・ヴァンデラスや、8th Day(エイス・デイ)、Dennis Coffey(デニス・コフィ)ともプレイした後に結成したのが、このユニット、ライマン・ウッダード・オーガニゼイション。

1970年代中期といえば、ジャズ界ではフュージョンの嵐が吹き荒れていたが、ライマン・ウッダード・オーガニゼイションのジャズは、時代の本流とは全く違った。様々な要素がミックスしている点は共通しているが、どちらかというと彼のジャズは地元デトロイトのDave Hamilton(デイヴ・ハミルトン)にも似たブルージーで非常に黒いグルーヴをストイックにキメたサウンド。これはリリースが自主独立を掲げた伝説のレーベルStrata Records(ストラタ・レコード)であることも大きいだろう。当時はまだデトロイトも景気がよかっただろうが、彼らの音は、どちらかというと景気停滞期に入ったデトロイトのサウンドトラックのようでもある。音数は決して多くはないが、その隙間に不穏な何かの存在を感じる。

ジャケット・デザインに使われた巻きタバコ用の紙・現金・ピストルは、ライマン・ウッダードがライヴ終演後に戻ったホテルで、ポケットの中からベッドの上に広げたものを使ったとか。ちなみにアルバム・タイトルの『サタデーナイトスペシャル』とは、アメリカに普及した安物のピストルのこと。土曜の夜は、この拳銃を使った事件が多発したため、皮肉を込めてこの名前がつけられた。ライマン・ウッダード・オーガニゼイションの作品にピッタリの名前かもしれない。

Producer: Charles Moore
1975年





Saturday Night Special - Lyman Woodard Organization
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