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ソウル&ファンク大辞典

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Pink Floyd / THE PIPER AT THE GATES OF DAWN

夜中なら蛇が出そうなサイケデリック音楽の最高峰

ピンクフロイド The Piper at the
Gates of Dawn,
Pink Floyd, 1967
いわずと知れたロックの金字塔、ピンク・フロイドのデビュー作“The Piper at the Gate of Dawn(邦題:夜明けの口笛吹き)”。もちろんソウルでもファンクでもないが、この音楽が果たしてロックだろうか。ピンク・フロイドの数ある名盤と比べても異質であり、音楽界に類似品のない孤高の名作である。

このアルバムはピンク・フロイドの核であるシド・バレットが中心となって制作された唯一の作品である(セカンド・アルバム「神秘」にも少しは関わっているが、ほぼヘロヘロ状態だったので)。つまりまだ彼が正気に近い状態(もしシドに正気であった時代があったならという前提だが…)で録音された唯一の作品でもある(ソロ・アルバムでさえ強引にトラックを重ねた感が否めないので)。

このアルバムを無理やりカテゴライズするなら、「サイケデリック」であることだけは間違いない。アルバムの世界観がほぼシド・バレットの脳内世界とイコールだからだ。ロジャー・ウォーターズ、リチャード・ライド、ニック・メイスンの三人は、シドの想像力をしっかりとサポートするために存在している。この構図は、偉大なジャズ・プレイヤーと優秀なバックバンドにも似ている。シドのサイケ世界は、まるでフリージャズの即興ソロのように自由に行き交う。しかし到達地点が本人にも全く予想できないほど、とんでもない場所にたどり着くところがジャズとは大きく異なる点だ。

それにしてもシド・バレットが見ている世界は相当楽しそうだ。

Producer: Norman Smith
1967年





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