Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Ray Alexander Techniques / LET’S TALK

マイナーにしか出せない荒削りなNYストリートファンク

レイ・アレクサンダー・テクニークス Let's Talk,
Ray Alexander
Techniques, 1968
Harlem Soundというマイナーレーベルからリリースされたレイ・アレクサンダー・テクニークスのデビューアルバム。ジャケットの情報によるとニューヨーク・ハーレムの有名なライヴ・スポットで演奏していたらしいが、具体的な情報はほとんど書かれていない。アルバムもおそらくこれ一枚しか出しておらず、ハーレム・サウンドというレーベルも彼らのために作ったように推測される。

アルバムは全体的にジャズのバックグラウンドを感じ、ハーレムの香りがプンプン漂い、レアグルーヴ・ファンが喜びそうなファンキーな音。時代的にもニューヨーク・ファンクが盛り上がっているオイシイ頃の作品。どの曲もなかなか味があり、大物プロデューサーが手がけていれば大化けしたのでは、という気もする。オススメはソウルフルな白人バンドのBuckinghams(バッキンガムス)にも似たA1 “Let’s Talk”(この曲はインスト版も収録されている)、ジャジーさ一番出ているディープファンクA3 “My Special One”、ボーカルの良さが出ているB2 “I Don’t Bite”、メロウなのにやっぱりファンキーなB4 “Save Me”。

このアルバムで唯一、世に名が出ているのがボーカルのChris Bartley(クリス・バートレー)。彼はVan McCoy(ヴァン・マッコイ)プロデュースで1967年に“The Sweetest Thing Side of Heaven”というゴキゲンなソウルナンバーをヒットさせている。

Producer: Lucy Williams
1974年



My Special One, Ray Alexander Techniques
関連アーティスト