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ソウル&ファンク大辞典

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Tommie Young / DO YOU STILL FEEL THE SAME WAY

いつもゴスペルを胸に抱いて歌ったソウルシンガー

トミー ヤング Do You Still Feel
the Same Way,
Tommie Young, 1973
一曲目の第一声で心を掴まれるトミー・ヤングの“Do You Still Feel the Same Way”。幼少期から父が牧師を務める教会で歌い始め、一生を通じてゴスペルが、彼女の心の糧となっていた。

しかし本作はゴスペルに偏っているわけではない。O.V. Wright(O.V. ライト)のカバー曲“That’s How Strong My Love Is”のような重厚なサザンソウルから、ノーザンソウル・シーンで受けが良かった“Hit and Run Lover”のような軽快な曲まで、そつなく歌いこなしている。サウンドの中心は、トミー・ヤングを発掘したSoul Power RecordsのオーナーBobby Patterson(ボビー・パターソン)。上記カバー曲以外は全て彼とレーベルの共同オーナーJerry Stricklandの共作。

ソウルファンの心を打つ素晴らしいアルバムを残したのにも関わらず、創立したばかりのソウル・パワー・レコードに市場を開拓する力がなく、トミー・ヤング自身にも世俗音楽への関心が薄く、教会で歌うことを望んだことが原因で、本作の評価はレアグルーヴ全盛の時代まで待たなければならなかった。

バック・ヴォーカルでDorothy Moore(ドロシー・ムーア)が参加。

1973年



Do You Still Feel the Same Way - Tommmie Young
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