Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Banbarra

たった一曲で歴史に残ったファンクユニット

Shack Up Shack Up,
Banbarra, 1975
あまりにも情報がなく謎に包まれたバンド(もしくはユニット?)のBanbarra(バンバラ)。Joseph Anthony Carter(ジョセフ・アンソニー・カーター)とMoe Daniels(モー・ダニエルズ)という人物によりワシントンDCで結成されたことだけ分かっている。残された曲は1975年に7インチでリリースされた“Shack Up”ただ一曲。しかもB面はA面の続きなので、本当にこれ一曲しか入っていないのだ。当時はまだ12インチシングルはなかったので、DJ向けにわざとそうしたのなら画期的ではあるが…。

この作戦が功を奏したのか、一般的にはヒットはしなかったが、イギリスのノーザンソウルのDJを中心に、この曲はクラブクラシックとして生き残っていく。

当然これだけ素晴らしい曲を残したのだから、新たにLPのレコーディングの話も決まっていたという。しかし、マネージャーに制作費を持ち逃げされて、すべておじゃんになったらしい。

ニューウェーブ系バンドのA Certain Ratio(ア・サートゥン・レイシオ)によるカバーや、Public Enemy(パブリック・エナミー)のサンプリングなど数多くのアーティストがこの曲を取り上げているが、バンバラのオリジナルに勝るものはまだ聞いたことがない。



Shack Up - Banbarra
関連アーティスト