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ソウル&ファンク大辞典

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A Certain Ratio / SEXTET

ジャズファンクの常識をぶち壊す“Don't Think. Feel.”的作品

ア・サーティン・レイシオ Sextet,
A Certain Ratio, 1982
1970年代後半、ポスト・パンクの時代に英国マンチェスターで誕生したレーベルFactory Records(ファクトリー)。Joy Division(ジョイ・ディビジョン)からNew Order(ニュー・オーダー)への流れを見ればわかるように、パンクやニューウェイブという括りだけではなく、早くからファンクに注目していたレーベルでもある。その中でも最もオーガニックなグルーブを生み出していたバンドのひとつがこのア・サートゥン・レイシオ(ACR)。

第3作目にあたる“Sextet”では、女性ヴォーカリストMartha Tilson(マーサ・ティルソン)が加入。普通ならポップさを増しそうなものだが、ACRの場合は、より呪術性が加わった。ベースがスラップを多用してリズムを強調しているのに、マーサ・ティルソンのヴォーカルにはメロディーやリズムもなく、リズム隊とのミスマッチが凄まじい。ただし、これこそがACR最大の魅力であり、唯一無二のグルーヴなのだ。ホーンセクションやピアノの外し具合も、ジャズやブラックミュージックだけを聞いてきたアーティストには出せないオリジナリティがある。

パンクのアーティストが下手な演奏でロックの常識を破壊したように、この作品のACRは技術偏重になっていたジャズファンクに対する強烈なアンチテーゼを提示している。

この作品がファンクであることさえ、ほとんどのファンには認識されていないが、ブルース・リーの名言“Don't Think. Feel.(考えるな、感じろ!)”的な隠れた名作だ。

1980年のBanbarra(バンバラ)のカバー曲“Shack Up”と翌年の“Do the Du”も必聴。

Producer: ACR
1982年





Lucinda - A Certain Ratio
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