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ソウル&ファンク大辞典

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Al Green / CALL ME

歌い手としてソウルを極めた作品

アル・グリーン Call Me,
Al Green, 1973
1972年の“Let’s Stay Together”で完全に甘く切ないアル・グリーン節を完成させ、その後はバックのハイサウンドとともに、どんどん円熟していった。そしてその円熟の極みに至ったのが、このアルバム“Call Me”だ。

この時点のアル・グリーンはヴォーカリストとしての技能を極めており、レーベルを代表するスターでありながら、ソウルの深みも表現し、このころからB4 “Jesus Is Waiting”のように、その後へと続くゴスペル色も出すようになってきた。

それぞれの曲は決して派手ではないが、どの曲も粒が揃っており、甲乙つけがたいほど素晴らしい。このアルバムからは3つのヒット曲が出ている。最もヒットしたのは“You Ought to Be with Me”。ビルボードのポップチャートで3位にまで上昇。“Here I Am (Come and Take Me)”と“Call Me (Come Back Home)”もポップチャートで10位を記録している。

少し変わったところではカントリーシンガーWillie Nelson(ウィリー・ネルソン)作の“Funny How Time Slips Away”も素晴らしい。カントリーの名曲が極上のシルキーソウルにアレンジされている。この曲は1994年にもLyle Lovett(ライル・ラヴェット)とのデュエットで再録されている。

Producer: Al Green, Willie Mitchell
1973年



Here I Am (Come and Take Me) - Al Green
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