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ソウル&ファンク大辞典

ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。

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Al Green / LET’S STAY TOGETHER

文句なしの70年代サザンソウル代表作

アル グリーン Let's Stay Together,
Al Green,
1972
ハイ・レコードの敏腕プロデューサーWillie Mitchell(ウィリー・ミッチェル)に発掘され、ミュージシャンとして進化していったAl Green(アル・グリーン)。このアルバムの時期の充実度は非のつけどころがなく70年代前半のサザンソウル界はアル・グリーンの時代といっても言い過ぎではないだろう。その彼の代表作が“Let's Stay Together”。この時期の作品はどれも素晴らしいが、本作のオススメポイントはやはり「ビルボード・ホット100」で1位に輝き、その後多くのアーティストにカバーされることになるタイトル曲の“Let’s Stay Together”が入っていること。

ミッチェルから抑えて歌うことを教えられ、この作品ぐらいからグッとヴォーカリストとしてのレベルが上がっている。バックのサウンドの完成度も高い。ハイ・リズムと呼ばれるリズム・セクションは円熟度を増し、メンフィス・ホーンズもツボを抑えた演奏をしている。この時代のハイ・サウンドの特徴であるストリングスも心地いい。タイトル曲にはこうしたすべての良さが凝縮している。

「レッツ・ステイ・トゥゲザー」の大成功により、アル・グリーンはアメリカのセックス・シンボルとなり(その後の彼の人生を考えると不本意なことかもしれないが…)、ハイ・サウンドは70年代のサザンソウルを代表する一大勢力になった。

Producer: Willie Mitchell
1972年



Let's Stay Together - Al Green
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