ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。
普段はアフリカを強く意識するフリージャズを展開し、時には理解しづらいこともあるアーチー・シェップの作品。しかし、このアルバムのテーマは「祝祭」。聞くものを突き放さず、優しく包み込むようにクワンザを祝う。
約1年にわたるセッションから選曲されているため、メンバーは曲によって異なる。中にはA1 “Back Back”で最高のビートを叩き出すPretty Purdie(バーナード・プリティ・バーディ)や、Leon Thomas(レオン・トーマス)がウォウウォウ唸り、Andrew Bey(アンディ・ベイ)がピアノを担当するA2 “Spoo Pee Doo”のように、レアグルーヴ・ファンなら聞き逃せない曲も収録されている。
プロデュースのほとんどはこの時期キレキレのBob Thiele(ボブ・シール)が担当。
Producer: Ed Mitchel, Bob Thiele
1974年