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ソウル&ファンク大辞典

ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。

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Archie Shepp / KWANZA

祝祭のためのジャズファンク

アーチー・シェップ Kwanza,
Archie Shepp,
1974
アーチー・シェップが1968年から1969年にかけて録音した作品を集めてリリースされた本作“Kwanza”。「クワンザ」とは、主にアフリカ系米国人が、クリスマス以降から新年にかけて行うお祭りのこと。ルーツであるアフリカ文化への敬意を込めて1週間を過ごし、公民権運動ともリンクすることも多かった。

普段はアフリカを強く意識するフリージャズを展開し、時には理解しづらいこともあるアーチー・シェップの作品。しかし、このアルバムのテーマは「祝祭」。聞くものを突き放さず、優しく包み込むようにクワンザを祝う。

約1年にわたるセッションから選曲されているため、メンバーは曲によって異なる。中にはA1 “Back Back”で最高のビートを叩き出すPretty Purdie(バーナード・プリティ・バーディ)や、Leon Thomas(レオン・トーマス)がウォウウォウ唸り、Andrew Bey(アンディ・ベイ)がピアノを担当するA2 “Spoo Pee Doo”のように、レアグルーヴ・ファンなら聞き逃せない曲も収録されている。

プロデュースのほとんどはこの時期キレキレのBob Thiele(ボブ・シール)が担当。

Producer: Ed Mitchel, Bob Thiele
1974年



Back Back - Archie Shepp
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