ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。
See Jungle! See Jungle!この“See Jungle! See Jungle! Go Join Your Gang Yeah, City All Over! Go Ape Crazy!(邦題:ジャングルでファン ・ファン・ファン)”は、彼らにとってのセカンドアルバム。ジャケット写真はエドゥアール・マネの『草上の昼食』のパロディで、オリジナルでは娼婦であろう女性の役を当時14歳で未成年のアナベラがヌードになっていたことで物議を醸した。今なら完全にアウトだろうが、これはマルコム・マクラーレンお得意の炎上商法。この力技でバウ・ワウ・ワウは一気にスターの座を手に入れた。
バウ・ワウ・ワウのサウンドの中心はブルンジ・ビートを取り入れたDavid Barbarossa(デヴィッド・バルバロッサ)のドラムと、スラップ多用のベースLeigh Gorman(リー・ゴーマン)の音数多すぎコンビ。この二人だけだとかなりハードなアフロファンクだが、ノスタルジックなギターフレーズとキンキン叫ぶアナベラのヴォーカルが乗ると、スーパーファンキーなバブルガムポップに変貌する。
パンクの後はブラックミュージックが音楽の中心になることを予感したマルコム・マクラーレンの嗅覚が生んだ、時代を先取りしためちゃめちゃファンキーなポップミュージック。
Producer: Colin Thurston, Alan Tarney, Brian Tench
1981年