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ソウル&ファンク大辞典

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Adam & the Ants / KINGS OF THE WILD FRONTIER

今なら「文化の盗用」? でもアフロを大衆化したある意味功労者

アダム&ジ・アンツ Kings of the Wild
Frontier,
Adam & the Ants, 1980
セックス・ピストルズ解散からソロデビューまでの間で、Malcolm McLaren(マルコム・マクラーレン)が遺した最大の仕事は、アフロビートをポップスの世界に持ち込んだことだろう。

アダム&ジ・アンツのマネージャーを務めていたマルコムは、パートナーであるヴィヴィアン・ウエストウッドの衣装をまとわせ、アフリカのブルンジのビートを取り入れた独自のサウンド構築を目指す。しかし、アダムに将来はないと見切ったマルコムは、アダム&ジ・アンツのアンツの部分を切り離し、ブルンジ・ビートを導入した新バンドを結成する。このバンドこそ当時14歳の少女アナベラをヴォーカリストに据えたBow Wow Wow(バウ・ワウ・ワウ)だった。

裏切られたアダム・アントは、二人のドラマーを含む新生アダム&ジ・アンツをすぐに結成。こうしてマルコム・マクラーレンの息がかかった二つのバンドは、ともにアフロ・ビートを売りにする人気バンドとなった。

“Kings of the Wild Frontier”は、アダム&ジ・アンツにとって出世作となったセカンド・アルバム。アフロといっても、70年代にアフリカ系米国人が自らの原点回帰としてジャズやファンクに取り入れたものや、フェラ・クティのようなビートとは全く違い、彼らの場合は、あくまでもファッションとして。シリアスさはないが、適度な刺激とポップミュージックとしての完成度が魅力。アダム&ジ・アンツとバウ・ワウ・ワウが成功したからこそ、アフロビートが子供にまで愛されるようになったのは事実である。

Producer: Chris Hughes
1980年





Kings of the Wild Frontier - Adam & the Ants
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