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ソウル&ファンク大辞典

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Fela Kuti / GENTLEMAN

全てが規格外のファンクの巨人

フェラ クティ Gentleman,
Fela Kuti & Afrika 70,
1973
音楽史上最も反体制的な姿勢を貫いたフェラ・クティ。本作『ジェントルマン』では、政府への批判だけではなく、独立を勝ち取ってもいつまでも植民地根性が抜けないアフリカの同胞に向けて「お前ら、着るものも自分で決められないのか?」と激しく迫る。ジャケット写真はスーツを着たサル。気候も何も考えずに西洋の服をうれしそうに着ているナイジェリア人に対する強烈な皮肉だ。「俺はこんなジェントルマンではない。アフリカの男だ!」と同胞を鼓舞する。

アルバムの冒頭を飾るタイトル曲では、いきなりフェラ・クティのサックス・ソロが入るが、Afrika 70のサックス奏者が脱退したため、急遽フェラが担当することになったらしい。おそらく彼はそれほどサックスの経験がなかっただろうに、いきなりソロで始めるという神経の図太さに恐れ入る。彼にまつわる話は、他の人なら絶対に信じられないものも多いが、フェラ・クティならありうると思わせるところがすごい。これこそスーパースターの条件の一つだ。

アフロジャズファンクの“Igbe (Na Shit)”や“Fe Fe Ne Eye Fe”では、ギターのカッティングにジェームズ・ブラウンの影響を感じる。単に欧米を否定するのではなく、いいものは積極的に取り入れる点も、器のデカさを感じる。これもスーパースターの条件といえるだろう。

Producer: Fela Ransome Kuti
1973年





Gentleman - Fela Kuti & Afrika 70
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