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ソウル&ファンク大辞典

ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。

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Brothers Johnson / BLAM!!

スーパーヘビー級のベースが炸裂!

ブラザーズ・ジョンソン Blam!!,
Brothers Johnson,
1978
マイケル・ジャクソンの『オフ・ザ・ウォール』を始めとしてクインシー・ジョーンズが手がけた70年代後半以降の数々の作品の中で、最もハードなファンクを収録したのが、このブラザーズ・ジョンソンの“Blam!!”だろう。A1 “Ain’t We Funkin’ Now”で唸るLouis Johnson(ルイス・ジョンソン)のベースは、ファンク史上に残る名演のひとつといえる。ちなみにマイケルの“Off the Wall”でスムースな印象的ベースラインを残しているのもルイス・ジョンソン。

ブラザーズ・ジョンソンは、ファンクばかりに偏らず、メロウなサイドでも魅せてくれる。前作“Right On Time”でもShuggie Otis(シュギー・オーティス)の“Strawberry Letter 23”の見事のカバーを聞かせてくれたが、本作でも“So Won’t You Stay”や“Blam!!”は、聞きごたえ十分。また、“Street Wave”ではジャズ系アーティスト顔負けのスペーシーなインストを披露している。クインシー・ジョーンズの影響も大きいだろうが、ブラザーズ・ジョンソンによりファンクが泥臭い音楽から洗礼されたものへと変化するきっかけになった。

クインシーが絡んだ作品ではお馴染みの、バックの面々も凄い。ドラムではHarvey Mazon(ハーヴィー・メイソン)、キーボードでRichard Tee(リチャード・ティー)、ギターLarry Carlton(ラリー・カールトン)、シンセではTotoのSteve Porcaro(スティーヴ・ポーカロ)やDavid Foster(デイヴィッド・フォスター)と挙げればきりがない。

Producer: Quincy Jones
1978年



Ain't We Funkin' Now - Brothers Johnson
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