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ソウル&ファンク大辞典

ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。

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Quincy Jones / THE DUDE

「愛のコリーダ」といえば、当時はこっち

クインシージョーンズ The Dude,
Quincy Jones,
1981
かなりディスコ的でミーハーなイメージもあるし、大島渚監督の衝撃スキャンダラスな映画『愛のコリーダ』をテーマにしたA1 “Ai No Corrida”や、思わずチークを踊ってしまいそうになるA3 “Just Once”があったりと、名盤にあげるには少し気が引けるが、クインシー・ジョーンズ御大がつくる作品は異常にクオリティーが高くて文句のつけようがないんだからしょうがない。

名盤らしいものを選ぶなら、1969年の“Walking in Space”や、70年代的メッセージを感じる“Body Heat”等、ふさわしい作品をクインシー・ジョーンズは山ほどリリースしている。この作品の素晴らしい点は、うっかりすると聞き流してしまいそうな作りになっているが、ポップであることと高品質であることの両立に完全に成功していることだ。この作品の少し前にクインシーがプロデュースしたマイケル・ジャクソンの『オフ・ザ・ウォール』も同じ意味で最高であるし、80年頃は冴えに冴えまくっていた。ちなみにこのアルバムにも『オフ・ザ・ウォール』で天才を証明したHeatwave(ヒートウェイヴ)のRod Temperton(ロッド・テンパートン)が参加している。その他にもスティービー・ワンダーやハービー・ハンコック等も参加しており、オールスターで制作されているのはいつも通り。

どの曲も良いが、あえて一曲選ぶなら、パティ・オースチンがヴォーカルを取るB1 “Somethin' Special”のミディアムがが素晴らしい。こんなに計算された上での浮遊感と、リズムパターンの曲にはなかなか出会えない。中庸であることの美徳の極地。

Producer: Quincy Jones
1981年



Somethin' Special - Quincy Jones feat Patti Austin
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