ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。
Happy People, ブラジル・リオデジャネイロ近郊の町で生まれたパウリーニョ・ダ・コスタは、子供の頃からブラジル風タンバリンのパンデイロをマスターし、リオのサンバチームでプレイした。すぐに頭角を現した彼は、世界中のフェスティバルにも参加するようになり、海外の音楽、特にジャズに影響されるようになる。
1972年、ロサンゼルスに移住以後は、セルジオ・メンデスとのプレイやPablo Records(パブロ・レコード)との契約、クインシー・ジョーンズとの出会い等で、仕事の幅を急激に広げていった。
この『ハッピー・ピープル』でもその人脈が十分に生かされている。アルバム冒頭を飾る“Deja Vu”では、アース・ウインド&ファイアーのフィリップ・ベイリーがリードヴォーカルを務め、ギターではアル・マッケイが参加。まさしくこの曲はマイケル・ジャクソン『オフ・ザ・ウォール』とアース・ウインド&ファイアーが合体し、そこにブラジル仕込みの天使のようなリズムが加わり、マイケルもモーリス・ホワイトもたどり着けなかった多幸感あふれる世界に到達している。
Producer: Paulinho Da Costa
1979年