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ソウル&ファンク大辞典

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Hatfield and the North / HATFIELD AND THE NORTH

抽象と具象、難解と明解に悦楽する

ハットフィールド・アンド・ザ・ノース Hatfield and the North,
1974
カンタベリー系のミュージシャンの中でも特に評価の高いハットフィールド&ザ・ノース。本セルフタイトル作では、英国の抒情的風景、人間の内面、文明社会、はたまた宇宙の果てへと、様々な要素を様々な音楽モチーフを使い、様々なリズムで紡いでいく。印象派の絵に近い感じもするが、よく見ると異常なほどに細かく描かれており、風景だと思っていたものが実は星の配列であり、どこまで拡大してもキリがない高精細の手描きの水彩画だったことを知り戦慄する、というような印象を受ける(意味不明なのはわかっていますが、本当にそんな印象を受けるので…)。

メンバーは元Caravan(キャラバン)のRichard Sinclair(リチャード・シンクレア:ベース、ヴォーカル)、元Matching Mole(マッチング・モール)のPhil Miller(フィル・ミラー:ギター)、Dave Stewart(デイヴ・スチュワート:キーボード)、Pip Pyle(ピップ・パイル:ドラム)。このメンバーにRobert Wyatt(ロバート・ワイアット)やBarbara Gaskin(バーバラ・ガスキン)もヴォーカルでゲスト参加している。

一部を除きほとんどが短い曲ばかりだが、クラシック音楽のように全体で1つの作品になっており、ほぼノンストップで最後まで続く。抽象的だが非常にポップでもあるので、ただハットフィールド&ザ・ノースの音楽に身を任せてトリップすることをオススメする。

Producer: Hatfield and the North, Tom Newman
1974年



Going Up People and Tinkling - Hatfield and the North
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