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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Love Unlimited / UNDER THE INFLUENCE OF… LOVE UNLIMITED

ソウルを超越したプリズムのように美しいサウンド

ラヴアンリミッテッド Under the Influence of...
Love Unlimited, 1973
何度聞いても切ない気持ちになるこのアルバム、Barry White(バリー・ホワイト)プロデュースの女性三人組Love Unlimited(ラヴ・アンリミッテッド)の“Under the Influence of… Love Unlimited”。バリー・ホワイト独特のリズムの刻みに、Gene Page(ジーン・ペイジ)アレンジのロマンティックなストリングス、そして3人の甘いハーモニーが重なり、非常に完成度が高く、ソウル史でも希有な美しいサウンドが繰り広げられる。

曲はすべてバリー・ホワイトが書いており、捨て曲がひとつもない。A1はバリー・ホワイトの代表作ともいえる“Love’s Theme(愛のテーマ)”。このバージョンはインストだが、別の作品でヴォーカル入りも残されている。A3の“Lovin’ You, That’s All I’m After”は、非常に切ないメロディーで、個人的に好きな曲。A4の“Oh Love, Well We Finally Made It”やB1“Say It Again”は、ラヴ・アンリミテッドの長所が一番よく出ているミドルのいい曲。

このアルバムで最も素晴らしいと思うのは、ラストの“Yes, We Finally Made It”。この曲もA1と同じくインストで、もはやソウルでもファンクでもないが、ジャンルを超越した音楽家としてバリー・ホワイトの凄さを感じる。

ラヴ・アンリミッテッドのヴォーカルは、全体のサウンドを支える部品のひとつであり、やはりこのアルバムは、バリー・ホワイトの才能が前面に出た作品といえる。

Producer: Barry White
1973年



It May Be Winter Outside, (But In My Heart It's Spring) - Love Unlimited
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