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曲はすべてバリー・ホワイトが書いており、捨て曲がひとつもない。A1はバリー・ホワイトの代表作ともいえる“Love’s Theme(愛のテーマ)”。このバージョンはインストだが、別の作品でヴォーカル入りも残されている。A3の“Lovin’ You, That’s All I’m After”は、非常に切ないメロディーで、個人的に好きな曲。A4の“Oh Love, Well We Finally Made It”やB1“Say It Again”は、ラヴ・アンリミテッドの長所が一番よく出ているミドルのいい曲。
このアルバムで最も素晴らしいと思うのは、ラストの“Yes, We Finally Made It”。この曲もA1と同じくインストで、もはやソウルでもファンクでもないが、ジャンルを超越した音楽家としてバリー・ホワイトの凄さを感じる。
ラヴ・アンリミッテッドのヴォーカルは、全体のサウンドを支える部品のひとつであり、やはりこのアルバムは、バリー・ホワイトの才能が前面に出た作品といえる。
Producer: Barry White
1973年