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ソウル&ファンク大辞典

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Roland Kirk / VOLUNTEERED SLAVERY

厳しい世界を楽しく表現する、芸人の鏡のような音楽家

ローランド カーク Volunteered Slavery,
Roland Kirk, 1969
音楽への深い造詣、一度に多様な管楽器を操るスタイル、それら全てが一枚に凝縮されたかのような作品がローランド・カークのこの“Volunteered Slavery”。タイトルの意味は『自発的な奴隷制』と何やら重苦しく意味深だが、いかついタイトルとは異なり、非常に親しみやすいジャズが収録されている。

とはいえ曲はジャズの範疇を軽く飛び出し、ビートルズの『ヘイ・ジュード』のフレーズが飛び出すタイトル曲に始まり、スティービー・ワンダーの“My Cherie Amour”や、アレサ・フランクリンもカバーしたバート・バカラック&ハル・デヴィッドの“I Say a Little Prayer”、そしてジョン・コルトレーンのトリビュート曲と幅広く、ローランド・カーク流のアメリカ音楽図鑑のよう。その姿勢は、カテゴライズされることを嫌う現代のアーティストとも共通する。

レコーディングは、スタジオ録音のA面とニューポート・ジャズ・フェスティバル・ライヴを収録したB面の2部構成。ともすれば散漫になりそうな内容だが、ローランド・カークの手にかかると、これが最高のストリート・ジャズになり、音楽好きなら誰でも楽しめる。

ローランド・カークは、このアルバムでもサックス数種、フルート、ゴング、ホイッスル、ヴォーカルと大活躍。オススメはゴスペルやアフロなテイストのA1 “Volunteered Slavery”と続く“Spirits Up Above”。お得意の鼻フルートとスキャットが炸裂するB3 “One Ton”とB5 “Three for the Festival”も最高!

Producer: Joel Dorn
1969年





Volunteered Slavery - Roland Kirk
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