Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Incredible Bongo Band

低予算が偶然生んだ「ヒップホップ界の国歌」

Incredible Bongo Band Bongo Rock,
Incredible Bongo Band,
1973
Incredible Bongo Band(インクレディブル・ボンゴ・バンド)は、MGM RecordsのプロデューサーMichael Viner(マイケル・ヴァイナー)が、1972年にB級映画のサントラ用に作った架空のユニット。低予算だったためスタジオの空き時間に、ヒマそうなミュージシャンを見つけて録音を重ねたという。とはいえ、リンゴ・スターやジョー・サンプル、デイヴィッド・T・ウォーカー等凄いメンバーが参加していたらしい(あくまでも噂だけで、真実は定かではない)。

インクレディブル・ボンゴ・バンドが歴史に名を残すようになるのは、数年後に“Apache(アパッチ)”が「ヒップホップ界のゴッド・ファーザー」DJ Kool Herc(DJクール・ハーク)に取り上げられてから。Afrika Bambaataa(アフリカ・バンバータ)は、この曲を「ヒップホップ界の国歌だ」と発言し、Sugarhill Gang(シュガーヒル・ギャング)もヒットさせている。その後も“Bongo Rock”や“Last Bongo in Belgium”等、他の曲も次々とサンプリングされるようになり、DJやロック界でも注目されるようになった。(この辺の経緯は、ドキュメンタリー映画“Sample This!”で詳しく語られている)

バンド名の通り、「信じられないほどボンゴ」が全編で叩かれ、ヴォーカルもほとんどない曲ばかりだが、ずっと気持ちよく聞いていられる。インクレディブル・ボンゴ・バンドの作品は、ソウルやファンクのいわゆる名作ではないが、70年代のブラックスプロイテーション・ムービーやB級映画のような世界観が好きな人ならきっと気に入るはず。もちろん全編ネタの宝庫なので、DJなら「国歌」としてアナログ盤2枚持ちでどうぞ。



 Apache - Incredible Bongo Band
関連アーティスト