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ソウル&ファンク大辞典

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Lalo Shifrin

映像にファンキーなうねりをもたらすサントラ界の巨匠

ラロ シフリン Enter the Dragon,
Lalo Shifrin, 1973
数々の映画・テレビドラマのサウンドトラックで有名な作曲家・指揮者のラロ・シフリン。

生まれはアルゼンチンのブエノス・アイレス。幼少期からクラッシック音楽を学ぶが、高校卒業後にパリに留学、ジャズや現代音楽等も学び、音楽的素養を広げる。20代中盤の頃にDizzy Gillespie(ディジー・ガレスピー)と出会ったことにより、音楽業界での成功のきっかけをつかむ。ディジー・ガレスピー楽団でピアニスト兼アレンジャーとして活躍し、その名はジャズ界で広まり、Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)、Jimmy Smith(ジミー・スミス)、Sarah Vaughan(サラ・ヴォーン)等とも共演するようになる。

代表作は数知れず。最も有名なのは1966年のテレビドラマシリーズ「スパイ大作戦(Mission: Impossible)」のテーマ曲だろう。緊迫感溢れる5拍子のこの曲は、大勢のアーティストがカバーやサンプリングを残している。日本人に馴染みがあるのは、1973年、ブルース・リー主演「燃えよドラゴン(Enter the Dragon)」の主題歌だ。ブラックスプロイテーション映画に影響を与えたものとしては、1971年クリント・イーストウッド主演の「ダーティーハリー(Dirty Harry)」がある。ジミー・スミスの名曲“The Cat”もラロ・シフリンの曲(“The Cat”もアラン・ドロン主演「危険がいっぱい」のサントラ収録曲)。

John Barry(ジョン・バリー)と並ぶ、ファンキーなサントラ作家。



Mission Impossible - Lalo Schifrin
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