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この時期、ブラックミュージック全体がディスコに席巻され、粘るリズムが特徴である多くのファンクバンドが没落していくが、バーケイズは、ポップさとファンクの絶妙のバランス地点を見つけ、人気とともに質の高いバンドへと成長していった。
1979年はファンクが完全にディスコによって息の根を止められた年だが、名作の少ないこのブラックミュージック空白の年にも、バーケイズは名作を残すことができた。この作品で完全にバーケイズでしかありえないファンクを生み出し、彼らのフォーマットは80年代、多くのバンドに流用される。
この時代のバーケイズ流ファンクの真骨頂が最も現れているのがA2 “Move Your Boogie Body”だ。シンプルなリズムの上で粘るようなベースとホーンセクションや、ワイルドなのにコミカルにも感じるヴォーカルのやりとりは絶品。A1 “More and More”とB4 “Up in Here”も同タイプのグッド・グルーヴ。
Producer: Allen A. Jones
1979年