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ソウル&ファンク大辞典

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Bar-Kays / GOTTA GROOVE

悲劇をチャンスに変えるべく元気いっぱいプレイした初期の好盤

バーケイズ Gotta Groove,
Bar-Kays, 1969
Stax Records(スタックス)のスタジオミュージシャンにより結成されたバーケイズ。1967年12月10日も、オーティス・レディングとともに次の公演先へと向かっていた。しかし、彼らが搭乗した自家用飛行機が墜落してしまい、オーティスとバーケイズのメンバー4人が死亡するという悲劇に見舞われた。

裏方から出発して奇跡的な成功を収めつつあったバーケイズ。悲劇に絶望するのではなく、希望に向かって進むため唯一生き残ったトランペット奏者Ben Cauley(ベン・コーリー)と、たまたま搭乗人数オーバーで仕方なく別の飛行機で公演先に向かっていたベースのJames Alexander(ジェイムス・アレクサンダー)が中心となり、新たなバンドとしてバーケイズは生まれ変わる。

“Gotta Groove”の頃のバーケイズの音楽はブラックロックと呼ばれており、70年代後期の彼らの代名詞的ファンクサウンドとはかなり違う。初期の代表曲としてはデビュー作に収録されている“Soul Finger”が有名だが、この2作目にも、スタックス的なサウンドにサイケデリックなムードがブレンドされた、いいグルーヴの曲がたくさん収録されている。

1曲目の“Don’t Stop Dancing (to the Music)”はモロSly & the Family Stone(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)的なサウンドだが、オススメは60年代テイスト溢れる“Funky Thang”、“Grab This Thing”、“Jiving ‘round”や、キメキメブレイクビーツの“Humpin’”。(正直ビートルズのカバー2曲は赤面ものだが…。)

同時期に、Isaac Hayes(アイザック・ヘイズ)の名作“Hot Buttered Soul”にもバーケーズのリズム隊は参加しており、“Gotta Groove”でもスタックスで磨いたリズムが切れまくっている。

Producer: Allen Jones
1969年



Humpin’ - Bar-Kays
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