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ソウル&ファンク大辞典

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Charles Rouse / TWO IS ONE

星の名になったジャズマン

チャーリーラウズ Two Is One,
Charles Rouse,
1974
Gil Scott-Heron & Brian Jackson(ギル・スコット・ヘロン&ブライアン・ジャクソン)やWeldon Irvine(ウェルドン・アーヴァイン)の一部作品等、商業主義的な常識を打ち破り、クリエイティブなアーティストの能力を最大限活かし、スピリチュアルなルーツを追求した独特な作品を多数リリースしていたStrata-East Records(ストラタ・イースト)。このインディペンデントで硬派な70年代型レーベルからリリースされたテナーサックス奏者チャーリー・ラウズのリーダー作。このベテランも時代やレーベルのポリシーに反応し覚醒している。

1959年から1970年まで活動を共にしたThelonious Monk(セロニアス・モンク)のユニットでのプレイが有名だが、このソロアルバムでは信じられないぐらい先鋭的な音を残している。ジャズでしかありえないファンクのA2 “Hopscotch”がやたらカッコいい。硬質なギターがサイケデリックな感じでいい。

ベースでStanley Clarke(スタンリー・クラーク)、パーカッションでAirto Moreira(アイアート・モレイラ)が参加。ということはChick Corea(チック・コリア)の『リターン・トゥ・フォーエヴァー』にも少し影響を受けたのだろうか。チェロが効果的に使われており、神秘的な雰囲気もある。

ジャズファンにはチャーリー・ラウズという名の方が通りがいいが、このストラタ・イーストでは、チャールズ・ラウズと表記されている。ちなみにチャーリー・ラウズのファンだった天文学者ジョー・モンターニは、自分が発見した星に「チャーリーラウズ」という名を授けている。そういえばこのアルバム『ツー・イズ・ワン』にも宇宙の響きを感じる。

Producer: Cha-Rou Inc.
1974年



Hopscotch - Charles Rouse
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