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ソウル&ファンク大辞典

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Curtis Mayfield / CURTIS

70年代ファンクの幕開けを告げる天才のソロ第1作

カーティス メイフィールド Curtis,
Curtis Mayfield, 1970
70年代がファンクにとって特別な時代になることを高らかに宣言した記念碑的作品。カーティス・メイフィールドのソロ第1作目でもある『カーティス』。Curtom(カートム)設立以降、Impressions(インプレッションズ)でも社会的なメッセージを発信するようになっていたが、ソロになってさらに一歩踏み込み、よりエッジーなサウンドに変わった。

このアルバムを代表する曲は、何といっても有名なA1 “(Don’t Worry) If There’s a Hell Below We’re All Going to Go”とB1 “Move On Up”だろう。両曲とも長尺のアルバム・ヴァージョンの方が、シングルよりも数段いい。優れたファンクは、長ければ長いほどいい。

その他の曲は同時代のインプレションズに近いサウンドだが、円熟期に差し掛かりつつあるカーティス・メイフィールドでしか出し得ない味のあるA3 “The Making of You”や、ソウル叙述詩のようなA4 “We the People Who Are Darker Than Blue”も素晴らしい。

ファンクの神が憑依したようなジェームス・ブラウンやフェラ・クティとは違い、カーティス・メイフィールドは知性や技術でファンクを表現したパイオニア的存在。彼がファンクの定義をより幅広く、より奥深くした。そしてそのファンクの歴史を語る上で避けては通れないのがこのアルバム『カーティス』。

Producer: Curtis Mayfield
1970年



Move On Up - Curtis Mayfield
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