ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。
D.J. Rogers,このセルフタイトル作は、マルチな才能を見せる実力派D.J.ロジャースのデビューアルバム。一般的に有名なのは次作の“It's Good to Be Alive”かもしれないが、こっちはデビュー作にして彼のキャリア上で最も渋い作品。
オススメはサビの女性コーラスが気持ちいいA2 “Where There’s a Will”。The Roots(ルーツ)が“Kool On”でサンプリングしている。続く“Take Time”やファンキーなB1 “Celebration” B4“Bail Out”も、D.J.ロジャースの根底に流れるゴスペルを感じる佳曲。
この作品からすでに作曲・アレンジ・プロデュースをすべて自分で手がけており、彼のマルチなサウンドメーカーとして非凡さを実感できる。もっと評価されるべき作品だろう。
リリースはレオン・ラッセルのShelter Records(シェルター・レコード)から。シェルターからリリースされたのはこのアルバムだけ。ギターでDavid T. Walker(デイビッド・T・ウォーカー)参加している。
70年代初期のスティービー・ワンダーやダニー・ハザウェイ、ビリー・プレストン辺りが好きな人なら気に入るかも。
Producer: D.J. Rogers
1973年