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ソウル&ファンク大辞典

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Donny Hathaway / LIVE

アーティストの息吹をすぐそこに感じられる名作ライヴ

ダニー ハサウェイ Live,
Donny Hathaway,
1972
70年代をあっという間に駆け抜けたダニー・ハサウェイ。この10年間に良質なスタジオアルバムを何作も残しているが、彼の人柄が一番現れているのがこの1972年のライヴアルバムだ。A面がハリウッドのThe Troubadour、B面がニューヨークのThe Bitter Endの録音という変則的なライヴアルバムだが、編成がシンプルなので、彼の音楽を近くに感じることができる。スケジュールの都合がつかなかったのだろうが、A面のギターはPhil Upchurch(フィル・アップチャーチ)、B面はCornel Dupree(コーネル・デュプリー)が担当。フィル・アップチャーチがこのグループの正式メンバーのようだが、ある意味贅沢な変更でもある。

A1の軽めの“What’s Going On”からいきなりやられてしまうが、このアルバムの山は2曲目の“The Ghetto”。うねるようなグルーヴが素晴らしい。キャロル・キングのカバー“You’ve Got a Friend”の客とのやりとりも感動的。B面は比較的しっとりと聴かせる曲が多いが、ラストの“Voice Inside (Everything Is Everything)”で再びメンバーの卓越した演奏で盛り上がり、このアルバムは終わる。

選曲は繊細な自作曲から、ソウル、ポップス、ロックの名曲カバーまで幅広く、黒く傾きがちな70年代初期にしては、広い愛を感じる。それがカーティス・メイフィールドの“Live!”と同じようなシンプルな編成のサウンドにより、アーティストの気持ちがクリアに伝わる。(カーティスの“Live!”もThe Bitter Endで録音された)

彼はカーティス・メイフィールドの下でキャリアを積んでおり、言って見ればカーティスは師匠のような存在だった。おそらくダニー・ハサウェイが意識して近づけたのだろうが、感覚的に両者のライヴアルバムは双子のように聞こえる。

Producer: Arif Mardin, Jerry Wexler
1972年





You've Got a Friend - Donny Hathaway
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