Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Delaney & Bonnie / HOME

誰もがその姿を見て驚いたスワンプ夫婦のデビュー作

デラニー&ボニー Home,
Delaney & Bonnie, 1969
どこからどう聞いても全編真っ黒なソウルだが、この“Home”は白人夫婦 Delaney & Bonnie(デラニー&ボニー)のデビューアルバム。デラニー&ボニーといえば、スワンプロックの中核的存在であり、エリック・クラプトンがサポートメンバーでいたことや、そのメンバーが独立してデレク&ザ・ドミノスを結成したことで有名なロックバンドだが、デビュー作では、こんなにソウルフルだった。

元はといえば、ボニーはIke & Tina Turner(アイク&ティナ・ターナー)のバックヴォーカル・グループ Ikettes(アイケッツ)で白人として初のメンバーになったほどの声の持ち主なので、デビューアルバムが、ゴリゴリのソウルでも何の不思議もない。

リリースはサザンソウルの名門レーベルStax Records(スタックス)。バックはスタックスのオールスターともいえるBooker T & the MG’s(ブッカーT&ザ・MGズ)、Memphis Horns(メンフィス・ホーンズ)、Isaac Hayes(アイザック・ヘイズ)、William Bell(ウィリアム・ベル)等が参加している。その上、当時のデラニー&ボニーのメンバーにはLeon Russell(レオン・ラッセル)までいた。

あまりにもソウルフルなサウンドに仕上がったため、リスナーはデラニー&ボニーをブラック・ミュージシャンだと勘違いしてしまい、一度はお蔵入りになり、セールス的には失敗に終わったが、ブルーアイド・ソウルとしては、間違いなく最高峰の作品のひとつだ。

Producer: Don Nix, Donald “Duck” Dunn
1969年



Just Plain Beautiful - Delaney & Bonnie
関連アーティスト