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ソウル&ファンク大辞典

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Eddie Gale / EDDIE GALE’S GHETTO MUSIC

ブルーノート発、狂気のゲットー・ジャズ

エディ ゲイル Eddie Gale's Ghetto Music,
Eddie Gale, 1968
あのブルーノートがどうしてこんなアンダーグラウンドなジャズをリリースしたのか、と驚くほどのエディ・ゲイルの『ゲットー・ミュージック』。ジャズの形態を取っているが、トルコの軍楽や、(時代的にはエディ・ゲイルの方が先だが)寺山修司の音世界を担当したJ・A・シーザーのような雰囲気もあり、なかなか一筋縄では語れない作品だ。このアルバムは、ブルーノートの共同経営者で写真家のフランシス・ウルフが自腹を切って制作したらしい。

トランペッターであるエディ・ゲイルは、Kenny Dorham(ケニー・ドーハム)に師事し、1960年代にはSun Ra(サン・ラー)のもとで修業、大きな影響を受けた。このアルバムが出た頃は、ブルーノートでCecil Taylor(セシル・テイラー)やLarry Young(ラリー・ヤング)の作品に参加していたが、師匠のサン・ラーがマイナーレーベルで活動しているのに、弟子は、いきなり大メジャーからデビューという出世ぶり。

それなのに、この戦慄が走るほどのアンダーグラウンド感! サン・ラーよりもシリアスで、ユーモアはほとんど感じない。それでも聞く者を拒否することなく、最後まで楽しませる。

この時代は、まともなアーティストならみんな社会意識に目覚めていた。きっと社会への還元の意味も込めて、ブルーノートが芸術の神に『エディ・ゲイルズ・ゲットー・ミュージック』を捧げたのだろう。

Producer: Francis Wolff
1968年





The Rain - Eddie Gale
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