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ソウル&ファンク大辞典

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Minnie Riperton / ADVENTURES IN PARADISE

音楽家としての技量を示した充実作

ミニー リパートン Adventures in Paradise,
Minnie Riperton, 1975
ミニー・リパートンの代表作といえばやはり『ラヴィン・ユー』で文句はないが、“Perfect Angel”では、まだスティービー・ワンダーの影響からは抜け切れていなかった。その彼女が翌年にリリースしたのが“Adventures In Paradise(邦題:ミニーの楽園)”。ここではスティービーから卒業して、主に夫のリチャード・ルドロフとの共同作業となっている。

サウンドは、ギターにLarry Carlton(ラリー・カールトン)、キーボードにJoe Sample(ジョー・サンプル)と、Crusaders(クルセーダーズ)のコンビを採用しているように、ジャズともソウルともつかない多様性がこの時代らしさを感じる。

本作ではスーパーヒットは一曲もないが、全体的に非常に渋く、高品質で、声を楽器のように操るミニー・リパートンのヴォーカリスト、そして音楽家としての幅を示した充実作といえる。曲はミニーとリチャードの夫婦以外に、ジョー・サンプルとLeon Ware(リオン・ウェア)が参加していることからも、このアルバムの方向性が窺い知れる。

A5 “Love and Its Glory”では、ハープでDorothy Ashby(ドロシー・アシュビー)が参加。

Producer: Minnie Riperton, Richard Rudolph, Stewart Levine
1975年



Inside My Love - Minnie Riperton
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