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ソウル&ファンク大辞典

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Ornette Coleman / DANCING IN YOUR HEAD

すべての音楽が絡み合う蜘蛛の巣の中心のような世界

オーネット コールマン Dancing in Your Head,
Ornette Coleman, 1977
発売から40年近く経ってもオーネット・コールマンの音楽は全く色褪せることがない。むしろその先進性に驚かされることの方が多い。コールマンはフリージャズを牽引したことで知られているが、この“Dancing in Your Head”では、もはやジャズの範疇からも踏み出し、ロックやファンク、アフリカの影響の方が強く出ているようにも感じる。そのためアヴァンギャルドなのに、ポップささえ感じる。

丁度この時期ぐらいのオーネット・コールマンの音は、イギリスをファンク一色に染めることになるきっかけとなったThe Pop Group(ポップ・グループ)や、ニューヨークでパンクとジャズを融合させたJames Change & the Contortions(ジェームス・チャンス&ザ・コントーションズ)への影響も想像される。(ポップ・グループのブルース・スミスは、コールマンの元相棒であるドン・チェリーの娘ネナ・チェリーの元夫で、ネナ自身も父の影響を感じるRip Rig + Panicでヴォーカルを担当している)

『ダンシング・イン・ユア・ヘッド』で特筆すべきは、モロッコ音楽への傾倒だろう。“Midnight Sunrise”では、現地のThe Master Musicians of Jajoukaが参加している、というよりジャジーカの音楽家たちの演奏にオーネット・コールマンが参加していると言った方が正しい。この曲だけ、モロッコのジャジューカで行われた村の祭りでライヴ録音したらしい。ちなみに、このジャジューカの音楽集団は、元ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズが残した伝説のアルバム“Pipes of Pan at Jajouka”と同じグループ。

オーネット・コールマンの『ダンシング・イン・ユア・ヘッド』を中心として、人種や大陸・時代を超え、あらゆる種類の音楽が、蜘蛛の糸のように広がっているように感じる。

Producer: Ornette Coleman
1977年





Theme from a Symphony (Variation One) - Ornette Coleman
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