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ファラオ・サンダースは、晩年のJohn Coltrane(ジョン・コルトレーン)とも演奏を共にしており、この作品は彼の死の2年後に発表されている。死の間際、コルトレーンはフリージャズに傾倒していたので、死後はファラオ・サンダースが彼の遺志を受け継いだともいえる。
この作品のファラオ・サンダースは、かなり激しくサックスを吹いているが、全体を通した印象は、熱さよりもクールさだ。スピリチュアルな作品に多いピリピリとした緊張感よりも、パラダイスのようなリラックスした感じを受ける。アーティストとして非常に充実していたからではないだろうか。
ピアノでLonnie L. Smith Jr.(ロニー・リストン・スミス)が参加。
Producer: Bob Thiele
1969年