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ソウル&ファンク大辞典

ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。

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Sabu Martinez / AFRO TEMPLE

人生最期にして最も凶暴

サブー・マルティネス Afro Temple,
Sabu Martinez,
1973
ニューヨーク生まれのコンガ奏者、サブー・マルティネス。1950年代からブルーノート等で数多くのラテンジャズのスタンダードともいえる名演を残しているが、本作『アフロ・テンプル』は、スウェーデンに移住していた晩年の作品。ソロとしてはこの作品が最期となった。しかし、作品としては最も凶暴でもある。

これは時代の影響が大きいのだろう。マーヴィン・ゲイやジェームス・ブラウン、スライ&ザ・ファミリーストーン、スティービー・ワンダー等、ブラックミュージックに知性と社会性の激流が流れ込んだ時代に、ラテンアメリカの血を引くものとしてサブー・マルティネス流の社会的メッセージが音楽に現れている。

サウンドとしては、パーカッショニストであるサブー・マルティネスらしくリズムの嵐。オーガニックなリズムが淡々と続きトランス状態に持っていく様は、ルーツであるプエルトリコ等の伝統的な中米音楽に通ずるものがある。

オススメはジャズとラテンとアフロが攻撃的に交わったB1“Hotel Alyssa-Soussie, Tunisia”、怒涛のドラムソロで始まるB2“Para Ti, Tito Rodriguez”、最高のブレイクビーツからおどろおどろしく展開していくB4“My Christina”。

Producer: Sabu Martinez
1973年



My Christina - Sabu Martinez
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