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ソウル&ファンク大辞典

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Freddie Hubbard / RED CLAY

ジャケット込みでCTIを象徴する一枚

フレディ ハバード Red Clay,
Freddie Hubbard,
1970
数々の名作を残したブルーノート時代を含めてもフレディ・ハバードの最高傑作に挙げる人もいるぐらい評価の高い『レッド・クレイ』。メンバーはロン・カーター(ベース)、レニー・ホワイト(ドラム)、ハービー・ハンコック(ピアノ)、ジョー・ヘンダーソン(サックス)。その上、リリースは70年代前半のジャズ・ファンク界をリードしたクリード・テイラー率いるCTI。時代の波に完全にシンクロしており、こんなにいい条件が揃えば、駄作になるわけがない。

このアルバムではやはりタイトル曲『レッド・クレイ』が秀逸。ジャズのこれまでの歴史を連想させるようなオープニングから一転して、抑揚の効いたドラムとベース、そしてユニゾンで続くフレディ・ハバードとジョー・ヘンダーソンのホーン。CTIらしいクールさと熱情を併せ持つこの曲は、このレーベルを代表する一曲でもある。

マイルス・デイビスを思わせるトランペットで始まる“The Intrepid Fox”もいい。こちらは“Red Clay”とは対照的にCTI流の洗練したハードバップ・ジャズ。ハービー・ハンコックのメロウなキーボードが入ることにより、単なるオールドジャズの焼き直しではなくなっている。

“Suite Sioux”はア・トライブ・コールド・クエストの“Jazz”のネタに使われている。

Producer: Creed Taylor
1970年



Red Clay - Freddie Hubbard
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