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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Friends of Distinction / Grazin’

極彩色に輝くポップソウル

Friends of Distinction Grazin',
Friends of Distinction,
1969
ソウルファンというよりもソフト・ロック系の人たちの評価が高いフレンズ・オブ・ディスティンクション。プロデューサーのジョン・フロレスは、Hues Corporation(ヒューズ・コーポレーション)の“Rock the Boat(1974年)”を手がけた人なので、ポップなダンスミュージックは大の得意。

男女2名ずつのヴォーカルユニット、フレンズ・オブ・ディスティンクション。男2人は、このグループの前にHi-Fis(ハイ・ファイズ)というグループに所属しており、ここのメンバーが後にFifth Dimension(フィフス・ディメンション)を結成する。これが理由かどうかは分からないが、フレンズ・オブ・ディスティンクションとフィフス・ディメンションのサウンドには共通性が多いような気がする。

1曲目の“Grazing in the Grass”はピチカード・ファイヴの“Happy Sad”の元ネタとして有名。フレンズ・オブ・ディスティンクションのこの曲も、元々は南アフリカのトランぺッターHugh Masekela(ヒュー・マセケラ)のインスト曲をポップにアレンジし直したもの。マセケラのバージョンは1968年の全米チャートで1位を獲得し、フレンズ・オブ・ディスティンクションのバージョンも翌年3位の大ヒットとなっている。

2曲目の“I’ve Never Found a Girl (To Love Me Like You Do)”は、フィリーソウルがさらにポップに進化したようなさわやかな曲で、続く“I Really Hope You Do”は声も似ているが、スイング・アウト・シスターズがカバーしそうな雰囲気のスウィートビター・ソウル。A5の“Going in Circles”も当時大ヒットしており、1995年にLuther Vandross(ルーサー・ヴァンドロス)がカバーしている。その他にもB4 “And I Love Him”はリック・ロス、B6 “Lonesome Mood”はタリブ・クウェリにサンプリングされている。

その他もカバーソングがたくさん収録されており、そのすべてがオリジナルを超えるような大胆なアレンジなので、このレコードだけでフリーソウルのコンピを一枚聞いたのと同じぐらいの満腹感と充実度がある。もっと一般的な評価が高くても良さそうな作品だ。

バンド解散後、女性ヴォーカルのJessica Cleaves(ジェシカ・クリーヴス)は、Earth, Wind & Fire(アース・ウィンド&ファイアー)のバックコーラスや、その後はGeorge Clinton(ジョージ・クリントン)やParliament(パーラメント)、Funkadelic(ファンカデリック)のレコーディングにも参加している。

Producer: John Florez
1969年






Grazing in the Grass - Friends of Distinction
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