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ソウル&ファンク大辞典

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Wayne Shorter / NATIVE DANCER

史上最強のサイドマンとブラジルの天才の共演盤

ウェイン ショーター Native Dancer,
Wayne Shorter, 1977
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ、マイルス・デイヴィスのバックで、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスとともに、Second Great Quintet(セカンド・グレート・クインテット)と呼ばれた時代、そしてウェザー・リポート等、常にジャズの花道を歩いてきたサックス奏者、ウェイン・ショーターが、ブラジルの天才Milton Nascimento(ミルトン・ナシメント)とのコラボレーションで制作した作品。この『ネイティブ・ダンサー』の成功により、ミルトン・ナシメントの名が世界に広まった。また、今ではブラジル音楽とジャズの相性の良さは、誰もが知るところだが、この作品は、そうした流れを作った先がけのひとつともいえる。

70年代後期のフュージョンのような技術重視にも偏りすぎず、かといって王道ジャズとは違い、ポップさと曲の美しさが絶妙なバランスでブレンドされているところが素晴らしい。やはりナシメントの天使のような歌声や曲なしでは、この作品はあり得ない。

オススメはミルトン・ナシメント作の曲すべて。エスペランサ・スポルディングがカバーしたA1“Ponta de Areia”でいきなり心を奪われ、前半のピークを“Miracle of the Fishes”で迎える。後半では“Lilia”の緊張感溢れる演奏にシビレる。

ハービー・ハンコックの透明感溢れるピアノや、天国へ導くようなアイアート・モレイラのパーカッションも、作者の意図を完全に汲み取っているようで、凄いとしか言いようがない。

数多くのリーダー作を残しているウェイン・ショーターだが、彼の最もいいところは、周りの人間の力量を引き出すところであり、そういった意味では、史上最強のサイドマンといえるかもしれない。

Producer: Jim Price, Nedra Neal
1974年





Miracle of the Fishes - Wayne Shorter
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