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ソウル&ファンク大辞典

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Jr. Walker & the All Stars / ROAD RUNNER

モータウンに泥臭さを持ち込んだヒットメーカー

ジュニアウォーカー Road Runner,
Jr. Walker & the
All Stars, 1966
この作品はMotown Records(モータウン)らしい底抜けに明るくハッピーなパーティーサウンドで占められているが、よく聞くと意外なほどに粘り気もある。ジュニア・ウォーカー&ジ・オール・スターズのサウンドは、ヒッツヴィルUSAの中でも、ストリート感覚が強く、ポップチャートよりも場末のバーのライヴで受けが良さそうな、泥臭さも感じる。

とはいってもヒットしなかったわけではない。このアルバムからはA1 “(I’m a) Road Runner”、A2 “How Sweet It Is (To Be Loved by You)”、A3 “Pucker Up Buttercup”、A4 “Money (That’s What I Want)”の4曲もヒットしている。A1はHolland-Dozier-Holland(ホーランド=ドジャー=ホーランド)作の曲で、前年の“Shotgun”と並びジュニア・ウォーカー&ジ・オール・スターズを代表する曲。A2もH-D-H作で、マーヴィン・ゲイのカバー。A3はJohnny Bristol(ジョニー・ブリストル)Harvey Fuqua(ハーヴェイ・フークア)共作のダンスナンバー。A4はモータウン隆盛のきっかけとなったBarrett Strong(バレット・ストロング)の名曲で、ビートルズのカバーが有名。

曲によってプロデューサーを変えるのは、モータウンのヒットの方程式。それでも統一感を感じるのはジュニア・ウォーカーの個性の強さだろうか。

グルーヴを引っ張るベースはFunk Brothers(ファンク・ブラザーズ)のJames Jamerson(ジェームス・ジェマーソン)。

Producer: Johnny Bristol, Henry Cosby, Lamont Dozier, Harvey Fuqua, Berry Gordy, Jr., Brian Holland, Lawrence Horn, Mickey Stevenson
1966年



Pucker Up Buttercup - Jr. Walker & the All Stars
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