Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ


Lamont Dozier / OUT HERE ON MY OWN

最先端を走ってきた男の70年代型純粋進化形

Lamont Dozier Out Here on My Own,
Lamont Dozier, 1973
Motown(モータウン)の核となるソングライター・チーム、Holland-Dozer-Holland(ホーランド=ドジャー=ホーランド)のひとりとして、歴史に残る名曲を書き続けたLamont Dozier(ラモント・ドジャー)。彼にとっての遅いソロ・デビューアルバム。作曲やプロデュースでは実力を十分証明してきたラモント・ドジャーが、この“Out Here on My Own”では、完全にシンガーに徹している。

“Love And Beauty”収録の“Why Can’t We Be Lovers”では、非常に味のある歌を聴かせてくれたが、このアルバムでは、歌よりも、やはりサウンドのクオリティーの高さに意識がいく。

時代的にはかつての同僚であるMarvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)やStevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)が社会問題をメッセージに取り込んでいく中、ラモント・ドジャーは60年代に自分たちが築いたブラックミュージックの音楽的進化を純粋に発展させることに集中しているように感じる。

全曲レベルが高いが、強いてオススメをあげるならドラマチックな展開の1曲目“Breaking Out All Over”やB3の“Take Off Your Make Up”か。

プロデュースはデトロイトの王様Don Davis(ドン・デイヴィス)やH=D=Hに愛されたPoliticians(ポリティシャンズ)のMcKinley Jackson(マッキンリー・ジャクソン)。

Producer: McKinley Jackson
1973年



Breaking Out All Over - Lamont Dozier
関連アーティスト