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ソウル&ファンク大辞典

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Leroy Hutson

カーティスの陰に隠れたシカゴソウルの実力派

リロイ・ハトソン Love Oh Love,
Leroy Hutson, 1973
1945年6月4日ニュージャージー州生まれ。高校時代はNu-tones(ニュートーンズ)というヴォーカル・グループで活動した。ハワード大学ではルームメイトであったDonny Hathaway(ダニー・ハサウェイ)らとMayfield Singers(メイフィールド・シンガーズ)を結成、Curtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)のMayfieldレコードからシングルをリリースした。その後Deborah Rollins(デボラ・ロリンズ)とSugar and Spice(シュガー&スパイス)を結成、Kapp(カップ)からシングルを発表したものの、成功するにはまだ早かった。

メイフィールド・シンガーズでリードヴォーカルを務めていた実力を認められ、カーティスからImpressions(インプレッションズ)への加入を勧められる。リロイ・ハトソンの加入と同時にカーティス自身はプロデューサーとしてインプレッションズに関わり、ソロとしての活動に比重を置くようになった。しかし、ハトソンにとってカーティスの後釜というのは荷が重すぎたようで、ビジネス的にはカーティス在籍時に比べると、若干劣った。(内容的にはハトソン在籍時に出した“Times Have Changed”もかなりいいが…)。

インプレッションズとして2枚のアルバムを残したあと、ソロとしての活動を開始。彼が実力を発揮をし出すのは栄光のインプレッションズ時代より、むしろソロになってからだった。1973年から1980年の間Curtom(カートム)から“Love Oh Love”や“The Man!”、“Hutson”等の好盤を残す。この頃起こったニューソウル・ムーブメントにも乗り、セールス的にもそこそこの成績を収める。インプレッションズ時代には音楽家としての才能をあまり発揮できずにいたが、ソロ作では曲作りからプロデュース・演奏までこなし、十分に実力を示した。1980年にカートムがレーベルを閉鎖したため他の会社へ移るが、カートム時代の輝きは続かなかった。

プロデューサーとしても、Roberta Flack(ロバータ・フラック)やNatural Four(ナチュラル・フォー)、Voices of East Harlem(ヴォイシズ・オブ・イースト・ハーレム)等の作品を手がけている。



Never Know What You Can Do - Leroy Hutson
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